
何十年もメンテナンスしていなかった一部穴の開いたトタン屋根を銀色(シルバー)に再塗装したら劇的に室温が低下したので道具や費用を紹介します。
上の画像は塗装途中の物にAI背景を合成した物です

そしてこちらが完成した屋根にAI背景を合成した物
塗装前の各部の温度




1回の屋根の温度が76℃の時に、1回の室内の温度は31.8℃、家の裏の温度が35.3℃、2回の私の部屋が35.2℃、屋根裏の温度が39.0℃になっています。
この時は偶々こうでしたが大体家の裏が予報通りの気温で、そこに数℃足したのが私の部屋でそこから更に5℃足したのが屋根裏という感じです。
屋根裏の温度の計測にはswitchbotの防水温湿度計を使っています、ハブを買う事でビニールハウスの換気扇を温度をトリガーにして自動でOn/Offしたりしています。
再塗装・メンテナンスで使う道具

今のトタンにそのまま塗装したのでは剥がれてしまうのでケレン作業といって汚れや錆びを取ったり塗装を傷つける作業をします、それにより塗装が食いて剥がれずらくなります。
カップブラシが左と右で2つ有りますが、塗装を削り取る必要が無いので右は使わず左を使います、右は別の作業用に購入しました。
四つん這いで作業をするのでダイソーの膝当てが要ります。

私のグラインダーは速度調整が出来ないのでスピードコントローラーが必要になります、屋根の上でフルパワーだと事故の時に怖いですし完全なケレン作業は求めていないので最弱で使いました。
スピードコントローラーを使う場合は「スピードコントローラー」ー「延長ケーブル」ー「ディスクグラインダー」を順番で接続するとコントローラーが邪魔になりません。

20mの延長ケーブルを購入して屋根ではウエイトをコードに絡めてケーブルが脱落しないようにしました。
お金がある人はバッテリー式の変速可能機種、普通の人は変速機能付きのグラインダーがいいと思います。

実際に塗装する道具は、ハンドルとローラー(ブラシ)と上の写真のローラーバケットセットが必要になります、作業性や安全性を考えると延長ハンドルも必須になります。


2回の屋根の勾配は20度でまず滑り落ちる事は有りませんが万が一を考えてフルハーネスとランヤードを使いました、元々は別の作業用の物で日本メーカーで両方揃えたかったのですが使用頻度を考えてこの組み合わせになりました。

使い方は右側の屋根の作業をする場合は左側の1階の固定物に25m位のトラックロープを伸ばしてそれにランヤードを接続して、左側の屋根の場合は逆にしてという非常に手間な使い方になります。
しかしこうする事で万が一を防ぐことが可能になります。
塗料の選定

肝心な塗料の選定ですが最初は下塗り(シーラー/防錆)と上塗り両方する事で耐久性を上げるつもりでしたが油性の組み合わせが見つからず水性は希望色の白で遮熱仕様の組み合わせを発見しました。
関西ペイントさんに油性と水性どちらが強いのか問い合わせたのですが2度塗りと言えども1度塗りの油性の方が強いというような回答でした。
私の希望は
- 遮熱の黒より非遮熱の白の方が冷たいので遮熱は拘らない
- 水性より強い油性
- アクリルやウレタンより強いシリコン系
- 光を反射する白系
- 1度塗りなら防錆剤入り
- ガルバリウム鋼板や木部に使える万能タイプよりも鉄部用(できればトタン専用)
という物でしたが中々すべてを満たすものは見つかりませんでした

結局希望を全て満たしてくれたのは関西ペイントの油性シリコントタン用Sだけでした、色が「ぎん」という事で本当に反射するような銀(シルバー)なのか不安でしたが実際に本当に反射するような銀色でした。

グレーでニッペの高耐久シリコントタン屋根用グレー も該当します、普通の人は真っ白や銀色は好まないでしょうから普通の人はこれがいいかもしれませんね。

シリコントタン用Sぎんはご覧の様にちゃんと銀色で、大体塗料って使っているとどんどん硬化してきて薄め液を入れるのが手間なのですがこの塗料はそれが無くて非常に作業性が良かったです、それでいて塗った所の硬化も早かった。

ローラーは延長してバケットで余分な塗料を落として…

この様にして塗っていきます
夏場のトタン屋根の上での作業は専用の靴が必要

こういった手作業用のブラシがあると鳥の糞を落とすのに便利です

実際のケレン作業はこの様にしてやっていきました、塗料がサビの上から塗れるタイプなので綺麗に落とす必要はありません。
トタンが薄くなって一部穴が開いている所にはニトムズのトタンに使える防水アルミテープを貼っておきました。
私は早朝と曇りの日だけ作業をしたのですがちょっと日が出てくるとトタン屋根の高温で靴のソールの接着剤が溶けて簡単に靴が壊れます、これのせいで2足駄目にしてしまいました。
1日作業して壊れたのではなく日が上って(トタンの温度が上がる)数十分で破壊されます。


夏場の日中の作業はお勧めしませんがどうしてもやる必要が有る場合は屋根用の耐熱の靴が売られているのでこちらを使うのをお勧めします、滑り止めもしっかりしてそうですしね。
塗装前と後の温度変化


塗装後の温度の様子、上の2枚は別々の日の12時と15時のデータですが、偶々ではありますが家の裏と屋根裏の温度が変わりません。
塗装前は5℃程度高かったのですが、今は2℃位に収まっています、たかが3℃に見えるかもしれませんが体感で明らかに違うのが分かります、以前は1階から2階に上がってくるとムワッとした急激な温度の上昇を感じたのですがそれが今は気にならないレベルになりました。

塗装前のグラフ

塗装後のグラフ
一応グラフも表示しておきますが日によって形はバラバラでピークが尖っていたりなだらかだったりなので参考までに。
という事で今時トタン屋根の家は殆どいないと思いますが一部の人に有益であればと思って情報を共有させて頂きました。
費用
人によって初期装備が違うので意味があまりないのですが「費用を書きます」と言ってしまったので書きます。
- 細部用刷毛 327円
- ハンドル 384円
- ローラー(ブラシ)3本組 540円
- バケットセット 565円
- 延長ハンドル 1180円
- 塗料 13764円
- ステンレスブラシ(鳥の糞落とし) 285円
- アルミテープ 1298円
- カップワイヤー 877円
- 20m電源延長ケーブル 4065円
- 3Mフルハーネス 7177円
- ランヤード 3208円
- 長さが足りなかったトラックロープ 898円
合計33,670円
動画も有るので良かったら見てみて下さい。


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