
写真は半分が牛ふん堆肥の土のプランターに1つ辺り累計で40Lほど水を入れた後の様子ですが赤い液体が延々と流れてきている様子です。
理由が有って牛ふん堆肥を大量に使ったのですが牛ふん堆肥には認識されていない問題があるので提起してみようと思います。
メリット
- 化学性と物理性の改善で収量増(プロのデータが証明していて参考文献多数)
10a辺り1tや2t程度入れる事で収量増が確認されるといったデータはネットで多数見つける事ができます。
”本当に”完熟した牛ふん堆肥を適切な量入れれば収量が増えるというのは間違いない事実です。
しかし牛ふん堆肥を入れると効果が有りそうなので「やった感」は有りますが、有機物の為だけなら腐植酸資材を買った方が省力ですし、(水はけと硬度に関する)物理性の改善なら無害な(無料の)籾殻を入れた方が有害要素の有る牛ふん堆肥を入れるより良い気がします。
牛ふん堆肥は適切に使えばいいのは間違いありませんが、実際は売っているのは多分消費者の考える”完熟”ではないうえ家庭菜園の殆どは適切な量を使っていない(後述)為、結果として体感では分かりませんが収量が増えていない可能性を感じます。
デメリット
- pH高い

pHは6.5~7.5と高いようです、別のデータだと9というのもみました、ただAIが言っている事なので実際どうなのかはわかりません。
- 本当の完熟が売ってない、製造者と販売者の”完熟”とメディアや消費者の”完熟”が恐らく違う

こちらは完熟発酵させたと書いてありますが実際の所水を流すと赤い液体が出てきます、完熟になっていないのか完熟の定義がちがうのでしょう、別のホームセンターの牛ふん堆肥も赤い水が出てくるというか土が赤いです。

赤い成分に関しては色々原因があるので私にはこれというのは言えません、しかし栽培結果は悪い結果となっています(後述)
- 『量が多くても発酵するから…』→堆肥がプランター内で発酵されても困る
量が多くても発酵するから大丈夫と思われる人もいると思いますが、地植えはまだしもプランターなどで発酵されたら悪影響は大きいです。
なんでそんな牛糞堆肥を使っているの?
「そもそもなんでプランターの半分にも及ぶ量の牛ふん堆肥を入れているか?」ですが、ここの畑はメロンのモザイク病の原因ウイルスがいる為ウイルスのいない培土が必要です、ですから分かりやすく言うと「何でもいいから安くてウイルスのいない土」が欲しいのです。
ですから安くて量が有って発酵済みで病気の原因になる細菌もいない牛ふん堆肥は魅力的だったのです。

結果どうなったかですが、最初は試しに牛ふん堆肥100%で苗を定植した所活着せず、まったく根が張っていきませんでした(pHが一番の原因?)

その後牛ふん堆肥を半分取り除き、残りの半分を緑肥にして定植した所あまり状態は良くありませんが一応生育しています(本当は牛ふん堆肥も緑肥もこんなに使いたくないがコストの関係で)
冒頭の写真の様に赤い液体が灌水の度に大量に出てくるので当然半分も牛ふん堆肥が入っている状態は良くありません。

他の例だと牛ふん堆肥を半分以上入れてイチゴを栽培しましたが

やはり根張りが悪く株が大きくなりませんでしたし枯れてしまう株も有りました。
家庭菜園における適量と実際の施肥量のギャップ

ネットを見ていると10a辺り1tが適量というのをみますが、1㎡辺りだと1kgになります。
しかしこれは畑に散布する量なので畝に入る量は約その半分の500g程度のはずです。
家庭菜園で言うと幅50cmで2mの長さの畝に500gです、比重の関係で750cc位になるとしても2mで500ccのペットボトル1.5本分はかなり少なく感じませんか?
殆どの人はこれでは「入れた感」が無いのでもっと多く入れていますよね?
ですから結果的に”完熟”していないデメリットの有る状態の牛ふん堆肥を必要以上入れてしまって逆効果になっている人が少なくないのでは?と考えています。
結論
という事で、完熟した牛ふん堆肥を適量入れるのはいい事ですので牛ふん堆肥を使うのはやめた方がいいとは言いませんが、今使っている方は熟度や量に関して再考する事で収量や病気の改善をする余地が有るのではないでしょうか?或いは腐植酸に切り替えるなども1つの選択肢でしょう
動画も有るので良かったら下のリンクから見てみて下さい。


コメント