夏場をはじめ、毎日の朝晩の水やりは本当に手間がかかりますよね。 手作業の水やりから解放されたい、どうせならスマホと連動した便利な自動灌水システムを構築したいと考えている方も多いのではないでしょうか。 今回は、私が人柱となって実際にaliexpressで購入し、自宅の野菜や果樹の栽培に導入してみたスマホ制御の自動灌水システムについて、ざっくりと分かりやすく解説していきます。
自動灌水システムの基本構成と通信方式の選び方
自動灌水システムを選ぶ際にまず迷うのが、通信プロコトルの違いやハブの有無です。 今回私が導入したのは、主にaliexpressで広く流通している「Tuya(ツヤ)」のシステムと「Smart Life」というアプリの組み合わせです。

通信方式には大きく分けて「Zigbee」と「Bluetooth」の2種類が存在します。 AIによると、スマート家電などでよく使われるZigbeeは機器同士がメッシュ状に繋がるため、たくさんの機器を設置する場合でも通信が安定し、遠くまで届くメリットがあるようです。 一方で私はBluetooth版を選択しましたが、こちらは機器との通信が時折途切れることがあり、致命的ではないものの少しストレスを感じる場面があります。
また、外出先からスマホアプリで水やりの設定を変更したり指示を出したりしたい場合は、「ハブ」が必須となります。 自宅にハブを設置しておくことで、外出先のスマホからハブを経由して庭のタイマーへ指令を送ることができるようになるため、基本的にはハブ付きのセット、あるいは別売りのハブを一緒に購入することをおすすめします。
アプリの機能と実際の挙動
実際に使用する「Smart Life」アプリの画面では、灌水タイマーや土壌の湿度計などを一括で管理することができます。 今回導入したデュアルウォータータイマーには、2つの注ぎ口(ゾーン1とゾーン2)があり、それぞれ独立した管理が可能です。
アプリから操作できる主な機能は以下の通りです。
- 手動灌水機能 スマホ画面のボタンをタップすると、あらかじめ設定した時間(例えば20分など)だけ水が流れ、時間が来ると自動で停止します。 本体に搭載されている物理ボタンを押すことでも、スマホを開かずに同じ時間だけ手動で水やりを行うことができます。

- スケジュール設定 何時のに何分間水やりをするか、タイマーを細かくセットできます。 毎日実行するだけでなく、曜日を指定したり、偶数日や奇数日のみ実行したりと、環境に合わせた柔軟なスケジュールを組むことが可能です。

- 雨天などの遅延設定(ディレイ) 雨が降っている時や、手動で液肥を撒いた直後など、自動で水やりをしてほしくない時に重宝する機能です。 1日から7日の間で水やりを一時的にストップさせることができ、設定した日数が経過すると自動的に元のスケジュールへと戻ります。
なお、同時に設置した土壌湿度計に関しては、Bluetoothの接続が不安定ですがなんとか使い物にはなっています。


水圧とエミッターの数に関する重要な注意点
実際にシステムを構築する上で、最も注意しなければならないのが「水圧と水量」の関係です。 ホースの先に取り付けて水を撒くパーツをエミッターと呼びますが、噴水のようにシャワー状に水を広げたいと考えている方は特に気を付けてください。

一般的な家庭用の水道圧の場合、水が出てくる量に対してエミッターの数が多すぎると、水圧が分散されてしまいシャワー状にはならず、チョロチョロと水が垂れるだけの点滴状態になってしまいます。 我が家の環境で綺麗にシャワー状に散水できたのは、1本のラインに対して10個から12個程度が限界でした。

私はメロンのラインに24個ほどのエミッターを配置したため、そのままでは全くシャワーになりませんでした。 そのため、途中にバルブ(調節弁)を挟み、上流側の水の勢いを絞ることで下流側にも水が行き渡るようにするなど、手動でのシビアなバランス調整が必要となりました。 プランター4つに計16個のエミッターを配置したイチゴのラインでも、やはり水量は控えめな点滴灌水のような状態になっています。

そのため、たくさんの植物に一気に水をやりたい場合は、最初から「点滴灌水(じわじわと根元を濡らす方式)」になることを想定して購入を検討するか、タイマーを複数個に分けて1機あたりのエミッターの数を少なく抑える工夫が必要です。 また、細いホース(内径4mm、外径7mmなど)をパーツに差し込む作業は、ホースが硬くて非常に指が痛くなるため、一気にやろうとせず何日かに分けて作業することをおすすめします。
今回の記事では全ては説明しきれないので動画を下に貼っておくので良かった見てみて下さい。


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