フライドチキンはたまに無性に食べたくなりますが、最近は1ピース310円ほどに値上がりしていて、気軽にたくさん食べるには少し高く感じてしまいます。 自宅で1からスパイスを調合して作るのは大変ですし、余ったスパイスの使い道にも困るため、市販のフライドチキン粉を活用して安く美味しく作る方法を検証しました。 手軽に購入できて200円以下で買える市販のフライドチキンミックス3種類を実際に使い比べ、どれが一番美味しいのか、そして本格的な味に仕上げるための下処理のコツを詳しく解説します。
市販のフライドチキンミックス3種類を徹底比較
今回は、スーパーやネットで簡単に入手できる大手メーカーのフライドチキン粉3種類をピックアップして、味や使い勝手の違いを比較しました。

- ニップン フライドチキンミックス 圧倒的な美味しさとフレーバーの豊かさ 粉の中にすでに薄力粉やコーンフラワー、乾燥全卵などがバランスよく配合されているタイプです。 3種類の中で圧倒的にクオリティが高く、衣がサクッと仕上がり、噛んだ瞬間に口の中に広がるハーブやスパイスの風味、旨味が抜群に美味しいです。 ケンタッキーのような本格的なフライドチキンを期待して作るなら、迷わずこれを選ぶべきだと言える完成度を誇ります。
- ハウスフライドチキン 味も香りも全体的に物足りない仕上がり 小袋が2袋入っており、自分で別途薄力粉を混ぜて使用する仕様になっているスパイスミックスです。 実際に作って食べてみると、スパイスの主張が弱く、フライドチキンとしては全体的にパンチが足りない大人しい味付けになってしまいます。
- S&Bフライドチキン スパイスの存在感がほとんど感じられない ハウスと同様に2回分が入っており、自分で薄力粉を追加して肉にまぶしていくタイプの粉です。 しかし、実際に調理してみると味も香りも驚くほど薄く、スパイスミックスを使っている意味がほとんど感じられないほど物足りない結果となりました。
鶏肉のジューシーさと柔らかさを引き出す下処理のコツ
どのフライドチキン粉を使う場合でも、お肉の下処理を丁寧に行うことで、仕上がりの柔らかさと味の染み込み方が劇的に向上します。
- ドリップの徹底的な拭き取り 雑味や臭みを取り除く必須工程 鶏肉の表面についている余分な水分やドリップは、キッチンのペーパータオル等を使ってしっかりと拭き取ります。 この水分を残したまま粉をつけてしまうと、衣がベチャついたり臭みが残ったりする原因になります。

- 筋切りとミートテンダライザーによる処理 お店のような柔らかい食感を作る秘密 肉の線維や筋が集まっている部分に、細かく切れ目を入れる筋切りを必ず行います。 とんかつ専門店などの肉が柔らかいのもこの処理を徹底しているためであり、鶏肉でも同様にフォークや専用の器具で全体を刺しておくことで、驚くほど柔らかく仕上がり、味も中まで均一に入りやすくなります。
- 肉の厚みを均一に薄く整える 中まで確実に火を通しつつ表面の焦げを防ぐ 家庭で揚げる際は圧力フライヤーが使えないため、お肉が厚いままだと中まで火が通る前に表面の衣が焦げて黒くなってしまいます。 そのため、お肉を適度な大きさに切り分けた後、厚みのある部分は包丁を入れて開き、全体を少し薄めの均一な厚さに整えておくことが失敗しないための重要なポイントです。
日清フライドチキンミックスをさらに美味しく作る手順
圧倒的に美味しかった日清のフライドチキンミックスを使い、さらに一工夫加えた調理の手順を紹介します。

- 水とバッター液の絶妙な粘度 肉にしっかりとまとわりつく濃厚な衣 日清の粉は、基本的に1袋に対して水80ミリリットルを混ぜ合わせてドロドロとしたバッター液を作ります。 この液は非常に粘度が高く、お肉の表面にベトッと綺麗にまとわりつくため、揚げた時にしっかりとした厚みのあるサクサクの衣を形成してくれます。

- 卵を追加する際のアドバイスと注意点 コクは増すが衣のサクサク感や色味に影響が出る アレンジレシピとして、水の代わりに卵と牛乳を混ぜた液に漬け込む方法が紹介されていますが、今回は卵と水を合わせて80ミリリットルにした液で検証しました。 卵を入れることでコクやふんわり感は増しますが、同時にサクサク感が少し減少し、揚げる際に色味が強く出すぎて黒っぽくなりやすい傾向があります。 原材料にすでに乾燥卵が入っているため、サクッとした軽快な食感を最優先に楽しみたい場合は、余計なものを入れずにシンプルに水だけで溶くのがベストです。

- 余分な粉の処理と揚げ方のコツ 油を汚さずに綺麗なきつね色に仕上げる バッター液を肉にしっかり揉み込んでしばらく置き、味を馴染ませてから1つずつ丁寧に油に投入していきます。 衣に厚みがある分、じっくりと中まで火を通すことで、お肉の旨味がしっかりと閉じ込められたジューシーな本格フライドチキンが完成します。

今回検証した結果、日清のフライドチキンミックスを使えば、1袋200円以下という低コストで、お店に行かなくても大満足できるレベルのフライドチキンが自宅で手軽に楽しめます。 ぜひ皆さんの家庭の料理レパートリーにも取り入れてみてください。
今回の記事の動画を下に貼っておくので良かった見てみて下さい。


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