PCスピーカーの消費電力とUSB給電の落とし穴について

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PCで音楽や動画を楽しむときに欠かせないスピーカーですが、実はその消費電力について多くの方が誤解をしています。
USB接続の小型スピーカーから本格的なブックシェルフ型まで、スペック表に書かれた数字と実際の動作には大きな差があるのです。
今回は実際にワットチェッカーなどを使って計測した結果をもとに、スピーカー選びの盲点についてお話しします。

カタログスペックと実際の消費電力のギャップ

多くのスピーカーには50Wや60Wといった大きな消費電力が記載されていますが、実際に計測してみると驚くほど低い数値が出ることがあります。
うちのPCは光出力でアンプに出力してそこから高さ50cmくらいのスピーカーにつながっているのですがそれでも消費電力は5W、鳴らしても変わらず5W

AIに質問しても回答がバラバラなことが多いですが、カタログスペックで数十Wクラスの他のブックシェルフ型スピーカーも実際には5Wから10W程度で動作しているものがほとんどだと考えられます。
スペック上の最大出力と、普段使いで実際に流れている電力は全く別物であるということを理解しておく必要があります。

AC電源スピーカーの待機電力と意外なコスト

コンセントから電源を取るAC駆動のスピーカーは、音質面では有利ですがデメリットもあります。
パソコンの電源を切っていてもスピーカー自体の電源をオフにしない限り、常に待機電力を消費し続けてしまうのです。


私の手元にある9Wモデルでは、待機電力だけで4Wもあり、これを年間で計算すると電気代だけで1000円を超えてしまいます。

さらに、通電し続けていることで発生する微細な低周波音が気になるという方も少なくないはずです。
無駄な電力を抑えるためには、パソコンの電源と連動してオンオフができる連動タップ① などを活用するのが方法の1つです。

USBスピーカーの出力不足という落とし穴

最近主流のUSB給電スピーカーですが、ここにも大きな勘違いが潜んでいます。
例えば「6W出力」と謳っている製品でも、一般的なUSB 2.0ポートに繋いでいる場合は500mAhまでしか電流を流せないので5V x 0.5Aで最大でも2.5Wしか供給されません。

電源にDC5V/500mAとの記載

つまり、スピーカーが本来持っている性能の半分も発揮できていない可能性があるのです。
USB 3.0でも4.5Wまでですので、カタログ通りの出力を出したい場合は別途2A以上出力できるUSB充電器などから電源を取る必要があります。
もしお使いのスピーカーが本来の音量や迫力に欠けると感じるなら、給電方法を見直すだけで劇的に改善するかもしれません。

ちなみに私が持っている4Wモデルの消費電力を測定すると

なぜか0.07Wの表示、鳴らしてもこれです。

外部電源ありきのPCスピーカーも

PCのUSBポートからの電力供給に限界があるので最初から外部電源が要る60W仕様のスピーカーも有ります、一応PCのUSBポートでも動くっぽいですが。

これからのPCスピーカー選びと最新規格

今後はUSB PD(Power Delivery)に対応したマザーボードやスピーカーが普及していくことで、この問題は解決に向かうでしょう。

マザーボードの仕様表、これは15Wまでなので微妙…

最新のマザーボードにはType-C一本で30W以上の電力を供給できるものも登場しており、ケーブル一本で高音質な環境が完結する時代が来つつあります。
現状ではまだ過渡期ですが、自分のパソコンのポートがどれだけの電力を出力できるのかを知っておくことは非常に重要です。 スペックの数字に惑わされず、
正しい知識を持って自分にぴったりのオーディオ環境を構築していきましょう。

文章だけだと書ききれません、下の動画から全ての内容を確認できるので良かった見てみて下さい。

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