ラーメンのチャーシューが好きなので自分でも家でチャーシューを作ってチャーハンやラーメンに使っています。
若い頃はチャーシューはラーメン屋さんでしか食べる事が出来なかったのでラーメン屋さんでのチャーシューは楽しみの1つだったのですが、お歳暮やお中元でハムのセットに「焼豚」が入っている事が有りました。
「やった家でチャーシューが食べられる」と食べてみるとあの美味しさは全くありません、そんな事が何度かあると有る事に気づきます、「あれは焼豚(チャーシュー)ではない、ハムだ」

そもそもの話、チャーシューの起源の中国の叉焼(チャーシャオ)は炙り焼で作る物で日本のラーメン屋さんのチャーシューの様に煮る事をしません、中国には豚肉を煮る料理で醤肉という肩ロースなどの脂の少ない部位で作るあっさり目の煮豚があるので、本来は味は違えど醤肉を名乗れば良かったのに焼豚(チャーシュー)と名乗ってしまったので「叉焼(チャーシャオ)」「ハム焼豚(チャーシュー)」「(ラーメン屋の)チャーシュー」と訳の分からない事になってしまっています。

ラーメン屋さんのチャーシューは炙ってないのだからチャーシュー(焼豚)を名乗るべきではないと思う一方、もはや焼豚という当て字からは独り立ちして「チャーシュー」=「煮豚」となっているのかもしれません、ですからチャーシューを名乗る正当性というか言い訳は一応あるのかと…(叉焼と発音が似ているか或いは同じなのであまり良いとは思いませんが)
ただ、スーパーで売っている焼豚は炙っていない、もしくは炙っていたとしても肉質がゴムすぎるし(ラーメン屋の)チャーシューを連想させるので名前を変えるべきかなと思います、ハムチャーシューなりなんなりに。
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