ヒーターとサーモスタットのケーブルを通す穴をカッターと発泡スチロールカッターで作ります




ヒーターは150W用の花木用の物をチョイス

パワーは有るので温度は直ぐ上がるのですが指定の温度を超えた後もフィンの所に熱が溜まっているのでどんどん温度がオーバーシュートします

28℃で給電はストップしているのに42℃という事も、ただイコール育苗箱が42℃かというとそうではなく、サーモのセンサーがある上の方が42℃で下の方はこの時は30℃でした、ほとんどの場合は上と下で5℃位の差が有ります

2月の初めから4月の初めの59日のデータでは35円/1kWhだと471円(240円/30日)でした
その他の条件は埼玉県の窓際の室内になります

完成した育苗箱は材料費8,308円、農電ケーブル 3,148円、ヒーター 5,000円、サーモスタット 4,266円、の合計20,721円となりました





本当にこれが2万の育苗箱か?…

結論としてはスタイロフォームのこの育苗箱は勤め人にはお勧めできないという事です
下の緩やかなカーブはビニールハウスの日中の温度のカーブだと思ってください、スタイロフォームは断熱性が高いのでカーブがかなり急です、外の寒さの影響がかなり低いので

花木用のフィンが付いたタイプのヒーターも温度が急激に上がるので、タイミングが悪いとかなり育苗箱の中は高温になります、夜5℃の状態からスイッチオンだと20.5℃で給電停止だとしても28℃位までオーバーシュートします(実際の箱内下部は23℃)
日が出ている10℃からスイッチオンだと35℃までオーバーシュート(箱内下部30℃)という
イメージです、箱を開けない夜間は25℃程度で安定します

実際にこの育苗箱を運用すると、まず朝起きたらサーモスタットとヒーターの接続を解除して温度が下がります、太陽の光が入るにしたがって30℃を超えてくるので蓋を少し開けますそれが9時~10時、その後も温度が高くなれば蓋の開ける量を大きくしたりしまいには外したりします、更に夕方には蓋を閉めてどこかのタイミングでヒーターを再度接続しないといけません
という事でとてもじゃありませんが勤め人には扱えない品物となっております、日の差さないところで発芽用として使う分には優秀ですが少し大きすぎます

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