

セルフレームっていうんですか?セルロースやアセテートを使ったフレームで鼻当てが一体になった一体型有りますよね?これかっこいいんですが鼻が低くて脂ギッシュで鼻頭に汗をかく私にはすべってしまって非常に不快で使わなくなってしまうんです
それで今回デザインは気に入っている物の長い間放置されていた物が有ったので今回復活させました。
長い間修理方法は考えてあり、当初は鼻当てを平面に削った後ピタームという接着剤で貼れるクリングスに交換しようと思ったのですが、当時は入手性が悪く非常に高価だった為諦めてしまいました、そもそも一体型の鼻当て部分をクリングスタイプに交換する「鼻盛り加工」という物が眼鏡屋さんで一般的に行われていてそれが5000円程度で出来てしまうので自分でやる必要が有りません。
楽天などでは眼鏡を送ってクリングスに交換してもらうサービスがいくつか有ります。

いつまで放置していてもしょうがないので今回aliexpressで38円程度で販売されていたクリングスを購入し交換してみます。

レンズをフレームから抜きますがプラスティック(プラスチック)のレンズだったのですがフレームから抜くのにかなり苦労しました、もしこれがガラスだったらかなりヒヤヒヤしたでしょう(割って指を切りそうで)
写真は親指でレンズの淵を押しつつ人差し指でフレームを(画面下側に)広げるように力を加えている所です。

レンズが外れたらニッパーで鼻当てをカットします。

ダイソーのヤスリで平面にします



バフにコンパウンドを塗ったリューターで磨いてみたのですが回転が速すぎて上手くいかないので手研磨に切り替えます

1000番の耐水ペーパーからだったか800番や600番だったからかは覚えていませんが、適当で大丈夫でしょう

1000番の次は2000番

コンパウンドは適当な物を使いました


こんな感じになります

一応液体コンパウンドも…


眼球がレンズのセンターに来るようにするにはクリングスの位置がどこに来るべきが慎重に検討します

結果として想定よりも上(画像では下)にクリングスを設置する必要が出たため追加で平面部分を増やしました

クリングスは突起を引っかけて穴にネジを入れるタイプの物で、突起は1.1㎜の太さです


ケガキ針で穴を開ける位置にマークをします、因みにこのケガキ針買ってから使用頻度が高く、もっと前から買うべきだと思っています

イレギュラーな使い方ですが、ピンバイスに1.0㎜のドリルを付けて使用します、もしドリルの購入を検討されている方がいましたら0.5㎜-1.5㎜の物を購入するのをお勧めします

適当な深さで穴を開けます

ネジは1.2㎜

ネジを入れる位置をマークし

1.0mmの穴を開けていたのですが、途中でドリルが折れてしまいました

隣に穴を開けてそこから折れたドリルを救出しました

クリングスを仮に付けてみた

穴は100均のレジンで埋めましたが他にベターな方法が有る気がします、パテとか

UVで硬化させてヤスリで擦った所、突起用の穴に白いカスが埋まっていますが穿れば簡単に取れます

ネジ用の穴を開けて仮付けしてみる

安いクリングスだけあって形がグチャグチャ

ネジの長さに不安が有ったので4mmの物をaliexpressで購入

これくらいの深さの穴を開ける

穴には接着剤を塗布する、チョイスは適当


できた



まぁ、ええんちゃう?

ネジは1.2㎜の物を使用したのですがネジ穴を1.1㎜のドリルで開けたのでガバガバ気味に出来てしまいました、ドリルでスレッドが出来る訳ではないので0.7㎜位のドリルから穴を開けていき締まりが適度な太さを探すべきでした。
そのままでは使用できないのでクリングスの土台とフレームの中間にレジンを塗って固めて固定しました(下の写真、レジンだけツヤがあるのが分かりますか?)、裏側は見られないのでこれでいいです。
クリングスが安物で将来折れてしまうかもしれませんのでネジの所にはレジンが掛からない様にしました。

動画が分かり易いので良かったら見て下さい
コメント
セルフレームにクリングスを付けたい場合
クリングスを真っ赤になるまで熱して頂いて
フレームに押し付けて下さい
一発勝負です
ミスったらラジオペンチ等の先の細い工具を真っ赤に熱して、クリングスを摘み引き抜いて下さい
それで外れますが表面が溶けたような仕上がりになるので
出来れば一発で決めたいですね
あのタイプのクリングスはそうやってつけてるんですね